風邪そのものは免疫の働きによる自然治癒を待つほかはなく、治療は症状を抑えるためのものになります。ただし風邪は、そのほかの症状がおさまっても、くしゃみ・鼻水・せきといった耳鼻科にまつわる不快症状が残り、1か月以上も長引くといったケースも珍しくありません。このような、副鼻腔炎(蓄膿症)・咽頭炎・扁桃腺炎を発症している場合、耳鼻科治療の効果は高いものです。
いつまでもこうした症状が続くと、体力低下によってそのほかの病気につながる場合もありますので、投薬によって症状を抑えたほうがいいですね。鼻風邪あるいは耳鼻科の部位にだけ症状が残っているといった場合、ぜひ耳鼻科を受診してください。